ベトナムの土を思わせる一枚
M-56 ODのコットン製スコップカバー、中古品。ベトナム戦争期に使われた規格で、サイズは約25cm×約18.5cm×約5cmである。
湿った戦場の装備
東南アジアの高温多湿な環境で使われたこの時期の野戦装備は、綿地の速乾性と軽さが重視された。スコップカバーもまた、余計な重さを増やさずに本体を保護する実用一辺倒の作りだ。
作りと質感
オリーブドラブに染められたコットン生地は、経年で色味に深みが増している。ベルトループの縫製は繰り返しの使用に耐える頑丈さを保つ。
いま、遺産として
特定の時代と土地の記憶を宿す規格品として、その存在自体が歴史の断片を伝えている。








