現場を歩き回るための一本
ファティーグパンツは、戦闘服の下衣として日常的な作業や訓練で着用されてきた実用的なズボンだ。この一点は30×31サイズ、初期型と呼ばれる仕様のもの。
初期型という時代の証
ファティーグウェアは時代とともに素材やポケットの形状などが少しずつ改良されてきた。初期型とされるこの一本は、そうした変遷の出発点に近い仕様を今に伝えており、後年のモデルと見比べることでディテールの違いを読み取ることができる。
作りと質感
ウエスト約74cm、股下約75cm、着丈約104cm。中古良品として生地の丈夫さがしっかり残っており、実際の着用を前提とした頑丈な縫製が確認できる。
いま、遺産として
何十年も前の一本が今なお着用に耐える強度を保っていること自体が、当時の生地選びと縫製技術の確かさを証明している。











