訓練の汗を吸った一枚
戦闘服の下に着る一枚として、米軍のトレーニング用Tシャツは地味ながら欠かせない存在だった。モスグリーンに染め上げられたこのTシャツも、実際に訓練の場で使用されていたものだ。
サイズはLで、肩幅約48cm、身幅約51cm、着丈約69cmとゆったりとした作りになっている。
訓練着としての一枚
戦闘服を着込む前段階、あるいは体を動かす訓練そのものの場面で、こうしたTシャツは汗を吸い体温を調整する役割を担っていた。目立たない存在だが、装備一式の中では毎日肌に触れる分、もっとも消耗の激しい一枚でもあった。
作りと質感
綿素材特有の柔らかさと、実用品らしい厚みのある編み立てが特徴で、繰り返しの洗濯と着用に耐える丈夫さがある。Lサイズらしいゆとりのある寸法は、下に何も着ずとも、あるいは重ね着をしてもストレスなく動けるよう考えられている。
いま、遺産として
今この一枚を手に取ると、訓練に打ち込んだ誰かの体温が生地越しに伝わってくるようだ。飾り気のないモスグリーンの一枚こそ、日常の装備の実像を物語っている。






