海兵隊の紅い襟
COAT MAN'S POLY/WOOL GABARDINE MC SH 2312は、米海兵隊で式典や礼典の際に用いられるドレスジャケットである。サイズ41L、幅約42cm・身幅約53cm・袖丈約65cm・身丈約78cmと、細身でありながら袖丈にゆとりを持たせた仕立てが特徴だ。
ポリエステルとウールを混紡したギャバジン地で、中古良品のコンディションを保っている。
紋章と赤いライン
ボタンには海兵隊の紋章が刻まれ、首や襟には目を引く真っ赤なラインが入っている。この赤の差し色は所属を一目で示すと同時に、隊への誇りを視覚化する役割も果たしていた。
作りと質感
ポリ/ウールのギャバジン地は張りと耐久性を兼ね備えた生地で、式典の緊張感ある場でも型崩れしにくい。襟元の赤いパイピングは丁寧に縫い付けられ、量産品でありながら細部への配慮がうかがえる仕立てになっている。
いま、遺産として
紋章と赤いラインを身にまとったこの一着は、かつて隊列の中で規律と誇りを体現していた。今は着る者を待つことなく、海兵隊のドレスユニフォームが持っていた気品を資料として伝えている。













