首回りと着丈で決まる寸法
「15×32」という表記は、首回りと着丈を組み合わせたシャツのサイズ表示である。体格に細かく合わせるため、軍のシャツには数値の組み合わせによる詳細なサイジングが用いられてきた。
肩幅約43cm・身幅52cm・袖丈56cm・身丈76cmという実測値が、その仕立ての具体像を伝えている。
数字が語る合理性
首回りと着丈という二つの数値を組み合わせる方式は、既製服でありながら個人の体格差にできる限り対応しようとした軍需生産の知恵だ。効率的な大量生産と、着心地の両立を目指した結果である。
作りと質感
中古良品という状態は、着用による自然な馴染みを残しつつも、生地の強度をなお保っていることを示している。
いま、遺産として
合理的な採寸方式そのものが、当時の軍需被服の設計思想を物語る資料でもある。







