砂漠の知恵が生んだ布
シュマグと呼ばれる中東発祥の伝統的なスカーフで、米軍でも中東方面の任務で広く使われてきた。サイズは縦約58cm×横約89cm、未使用のまま保管されていた一枚である。
元は現地の知恵
シュマグはもともと砂漠地帯の住民が強い日差しと砂塵から頭や顔を守るために使ってきた布で、米軍もその実用性の高さから現地の装備として取り入れた経緯がある。
多用途な一枚
首や口元を覆う以外にも、頭に巻いて日除けにしたり、即席のタオルや包帯代わりになったりと、使い方は兵士の工夫次第で広がる。一枚の布が何役もこなすのがシュマグの真骨頂だ。
いま、遺産として
未使用のまま今日まで保管されてきたことで、当時の質感がそのまま残っている。異文化から装備へと取り込まれた経緯ごと味わえる一枚だ。






