戦場の食卓から
MRE(Meal, Ready-to-Eat)は米軍が野戦で使う個人携行食で、加熱・給水設備が無い環境でも一食で完結するよう設計されている。本品はMENU 13、具材はトルテリーニ(小さな詰め物パスタ)で、レトルトパウチと副食・調味料一式がひとまとまりになっている。
MENU 13という番号
MRE献立は番号で管理され、兵士は同じ献立が続かないよう複数メニューが並行して支給される仕組みになっている。トルテリーニはイタリア系の家庭料理を戦闘糧食に落とし込んだ一皿で、パスタ好きの兵士に人気のメニューの一つとして知られている。
作りと質感
多層フィルムのレトルトパウチは長期保存と衝撃耐性を両立させるための軍用規格品で、常温で長く持つよう設計されている。未開封のまま保管されてきたことで、支給時そのままの姿を保っている。
いま、遺産として
中身を食べるための品ではなく、野戦糧食という兵站の一端を伝える資料として今に残る一点。







