内側から支える一枚
ジャケットの防寒性を底上げするライナーは、外側の生地だけでは得られない保温力を担う存在だ。これは米空軍ジャケット用のライナーで、S-Rサイズとして支給されていたもの。
DSA-67という刻印
DSA-67という表記は1967年度の発注であることを示しており、ベトナム戦争期の調達品であることがうかがえる。袖口はMA-1フライトジャケットのようなリブ仕様になっており、着脱時の保温性を高める工夫が見て取れる。
作りと質感
肩幅約41cm、袖丈約54cm、身幅約50cm、着丈約62cm。中古良品として状態は良く、リブの伸縮性も実際に体感できる。単体としても防寒着として機能する厚みを持っている。
いま、遺産として
表には出てこないライナーという存在が、ジャケット一着の防寒性能をどれだけ底上げしていたかを、この一枚が教えてくれる。








