揃って残った一式
ベルト、ショルダーストラップ、フレームがまとまって残ったALICEパックの中古品である。フレーム自体はきれいな状態を保っている一方、バッグ内部には壊れが見られるという、部位ごとに異なる傷み方をしている。
腰ベルトは重量を腰で受け止めるための部品で、長時間の行軍を想定した装備には欠かせない要素だった。
部位ごとの経年
フレームとバッグで劣化の進み方が異なるのは、素材の違いと荷重のかかり方の違いによるものである。金属フレームは形状を保ちやすく、帆布部分は摩耗や裂けが先に進みやすい。
いま、遺産として
一式が揃って残ったことで、ALICEパックというシステム全体の構成をひとつの個体から読み取ることができる。




















