荷を支える骨格
バックパックの内部に組み込まれる金属フレームで、中古良品として今日まで残された一点である。背嚢本体の重さを分散させ、長時間の行軍でも体への負担を抑える役割を担っていた。
フレームという発想
布製の袋だけでは荷重は肩に集中してしまうが、フレームを組み込むことで重さを腰や背中全体に逃がすことができる。米軍の背嚢設計における基本的な工夫の一つだ。
金属が語る耐久性
樹脂に比べて重いものの、変形や破損への強さでは金属フレームに分があった。長期間の実戦運用を前提とした装備らしい選択と言える。
いま、遺産として
中身の袋がなくとも、フレームだけでその背嚢がどれほどの荷重を想定していたかを物語ってくれる骨格である。




